しんしんと降り続ける雪
白い絵筆が
京都の市街から遠く離れた村を
モノトーンの別世界に塗りかえてゆく
しんしんと降り続ける雪
白くなった竹が
重みに耐えかねて身じろぎする
かすかな音がBGM
Snow keeps falling.
A white paint brush rewrites the village away from the city of Kyoto to the world of monotone.
シックスシーズンズ|かやぶき屋根|懐かしい日本の風景写真|田舎|古民家
しんしんと降り続ける雪
白い絵筆が
京都の市街から遠く離れた村を
モノトーンの別世界に塗りかえてゆく
しんしんと降り続ける雪
白くなった竹が
重みに耐えかねて身じろぎする
かすかな音がBGM
Snow keeps falling.
A white paint brush rewrites the village away from the city of Kyoto to the world of monotone.
向山の家、火事で焼けてしまったよ・・・。
突然の電話で知らされた。
春の桜、夏の木々、秋の紅葉、冬の雪・・・
季節ごとに美しい姿を大野ダムの湖面に映してくれたかやぶき屋根の民家が焼失してしまった
悲しい・・・
写真屋さん ちょっと休みなよ
お茶が入ったよ
縁側からお婆ちゃんの声
湯飲みを持って 振り返るとこの風景
またゴソゴソと
写真屋は動き出す
"Break a photo shop taking pictures and do a little break
I put some tea. "The old lady of the residents said.
Taking a cup and turning around, this landscape
In addition,
Photographer starts to move
いちめんを萱に覆われていた河原が
一転して枯れススキ
長い雪の季節の前、一瞬の冬景色
On the riverbank covered with cappender
Suddenly it turns into a withered sword
Before the long snow season, a momentary winter scene
かやぶき屋根が綿帽子をかぶって、ちょっと雪化粧
京都美山町に降る雪は景色を優しく包んでくれる
雪が降って喜ぶのは子供と犬とカメラマン
朝早くから日が暮れるまで
動く雪だるまのようになりながら
駆け回り、走り回って、撮って周ります。
The thatched roof wore a cotton hat, a bit snow makeup
The snow falling in Miyama Town in Kyoto gently wraps the scenery
Children, dogs and photographers are rejoicing when it snows
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向井潤吉画伯の「洛南の家」をモチーフに撮影した家
屋根の一部がかやぶきになっています。
「洛南の家」では京都から奈良まで遠い道のりを歩いていますが、
この家は奈良で撮影しています。
My father photographed this house with the motif of "Mr. Yukichi Mukai's house"
A part of the roof is thatched.
In "House of Rakunan" we are walking a long way from Kyoto to Nara,
This house was shooting in Nara.
そして、広河原の冬
かやぶき屋根は茅を重ねた厚い空気の層があるので、断熱性に優れていて意外と暖かいそうです。
The same house in the summer
The same house in the autumn
The thatched roof has a thick layer of air overlaying reed, so it is superior in heat insulation and it seems to be unexpectedly warm.
京都の広河原にある20年通いつめたかやぶき屋根の家。
広河原の夏と同じ家です。
やはり、紅葉とかやぶき屋根は最高の組み合わせ
My father went countless times in Kyoto's Hirokawara for 20 years.
It is the same house as the summer of Hirogawara.
Again, the best combination of autumn leaves and thatched roof
名もない峠をいくつ超えたのか
何十、何百、もっと多くの峠を越えた
峠の先に探すものを求めて
How many times I passed the unnamed pass
1998年、父は友人の妹尾河童さんにディレクションしていただき「かやぶき民家の四季」という写真集を出版しました。
妹尾河童さんは舞台芸術家として有名なだけではなく映画化された「少年H」という小説も書かれています。
「これは消えゆく民家を記録しただけではなく、”日本人の心の故郷”を伝えるかけがえのない写真集だ!」という推薦文も書いていただき大好評になり、「かやぶき民家」という写真集も出版しました。
今では書店で「かやぶき民家の四季」を買うこともできませんが、忘れ去られてしまうのはもったいない写真の数々をもうすぐ電子書籍として出版します。乞うご期待!